人間の身体には2つのタイプがあるお話パート4

先日、阪神タイガースが38年ぶりの日本一になりましてファンの皆様おめでとうございます。野球は本当に面白いですね、私事ではございますがここ数年ずっと山本由伸選手を気にしておりましたので今回は山本選手について述べさせていただきたいと思います。

1軸か2軸かでいったら生粋の1軸タイプでありましてうちの動画の中でもいく度となく引き合いに出させていただきました。

山本選手の何がすごいのかといいますとやはり脱力につきるのではないでしょうか、日本の投手に多いのは右ピッチャーの場合、完全に右足に体重を乗せそこから左足に体重を乗せ替えていく2軸の投げ方ですが、その際に腕のしなりは使うもののやはりお腹にかかる負荷は相当なものかと思います。山本選手の場合、右足に乗り切ることはせず内側の股関節に少し乗る程度であとは重力にまかせて体を前にずらしていく投げ方です。そのため左足を高く上げることもないし顔が上下にぶれることもありません。投球動作の際は自然な脱力が保たれているので自身の脚力と重力を合わせた力が背中を通って腕に伝わり、そこからさらに脱力した指につたわります。ですので筋肉の消耗は2軸に比べるとかなり少なくすみます。

このお話はゴルフ、テニス、打撃系格闘技、サッカー等様々なスポーツに通ずる1軸のタイプのお話ですが、1軸には1軸の良さ、2軸には2軸の良さがあります。1軸の方は2軸の方をうらやましく思い、2軸の方は1軸の方をうらやましく思えることがあるかもしれません。しかしながらより高いレベルに到達したいと思うならご自身のタイプに合った動きをするのが間違いなく近道です。そしてどちらのタイプの指導者にあたったとしても自分の体にできるだけ無理をさせない自分のタイプの動きをイメージしながら行うことがとても大事です。

それでは末永いスポーツライフをお送り下さい。