人間の身体には2つのタイプがあるお話パート3

今回は体の動かし方とシェイプアップの関係についてのお話です。

そもそも欧米人と日本人の骨格は少し違います。そのため日本人には2軸タイプが多く、欧米人には1軸タイプが多いんですね。

数年前に欧米人の歩き方をまねて1軸の歩き方をして体を絞るスクールが流行ったたことがありましたが、これは1軸タイプの方にはとても効果的なトレーニング法でした。

逆に2軸タイプの方がこの歩き方をすれば体にはあまり良くない影響が出ていたのかもしれません。しかしながら欧米風の1軸タイプの方というのはほとんどの場合手足が長く見た目がカッコイイので元祖和風の2軸タイプの方はどうしてもそこにひかれて自分もあんな体型になれるのではないかと、はかない夢を追いかけてそのスクールの門をたたいていたのではないでしょうか?

日本人の骨格はもともと縄文人といわれる沖縄やアイヌの民族のそれが基本でした。そこに弥生人といわれる西洋風の骨格を持つ人種が交わり今ではかなりの西洋風の骨格の持ち主が存在します。うちのジムでは縄文人風の方を2軸、弥生人風の方が1軸と仮定をし骨格に合わせた体の使い方をすることがスタイルを良くするための一番の近道、という指導をさせていただいております。

大まかに言うなら1軸は手を振って体をくねらすモデル歩き、2軸は手を振らず腰は正面を向いたままの侍歩きが基本となります。この歩き方をするだけで足についた無駄な筋肉がとれ足ががすっきりしてくるはずです。

そしてこの考え方は全身にあてはまります。今のトレーニング理論の大半はアメリカ発のものが多いので弥生人の方には合いますが縄文人の方には合わない部分があります。無理をしてどこかに故障をかかえる前にご自身の体に合ったトレーニング理論を見つけましょう。

ご自身に合ったトレーニングをすればシェイプアップは決してきついものではありません。