人間の身体には2つのタイプがあるお話パート5

今回は重心のお話です。

皆様も必ず1度は試したことがあろうはずの、足をそろえてかかとを上げずに完全にしゃがむ動作、この動作を私はできません。これができないことで足首が硬いとか肝臓が弱いから気をつけてとかいろんなことを言われてきました。考えてみれば確かに足首は硬いといえば硬いし、肝臓もお酒でだいぶ傷んできてます。でも常に釈然とせずに今までの人生を過ごしてきた訳ですが先日ふと思ったことがありました。

たまたま私よりもかなり小柄な女性と手押し相撲をすることになり私はあっさり負けてしまったのです。当然男として、加減し過ぎちゃったとか、照れたとかいろんな言い訳を考えたのですが、いちばんしっくりきたのは私は爪先重心だけどその女性はかかと重心だということ、爪先重心の方が運動センスがあるけど手押し相撲には向かないという言い訳でした。

もちろん爪先重心の方が運動センスがあるというのはただの負け惜しみなので実際はそんなことありません。ただ重心が爪先にあるのとかかとにあるのでは手押し相撲の際のアドバンテージはかかと重心の方にあるし、先にお話をしたしゃがむ動作にかなり影響が出るのではなかろうか?爪先に乗ったままかかとを上げずにしゃがむことは物理的に不可能であり私ができないのはそのせいで肝臓が弱いからではないのではないか?というなにやら目の前の霧が晴れていく感覚すら覚えたのでした。

これまで1軸と2軸のお話をしてきましたが今回の一件でそこに爪先重心とかかと重心が加わりタイプが2つから4つに増えてしまう可能性を感じた今日この頃でした。